ニンテンドースイッチを卓上扇風機で冷やす!
目次
ニンテンドースイッチを冷やす理由
ゲームをしていると、ニンテンドースイッチが高温になり不具合を発生させることがあります。
熱暴走による不具合を繰り返し発生させていると、故障の原因になります。予め対策をしておきましょう。
・動作に遅延が発生する
・フリーズする
・ゲームが突然終了する
・ソフトの読み込みに失敗する
・本体が曲がる
・液晶が盛り上がる
この他にも熱による不具合はきっとあります。後悔先に立たず!
安心して遊べるよう、あらかじめ熱対策をしておきましょう。
冷却方法について
熱問題の解決は『どのように冷やすか』という点に尽きます。
似たジャンルではパソコンも同じように熱による問題を抱えています。
パソコンの方が歴史が長い分、熱問題に対してより多くの解決策を模索しています。パソコンに使用できる熱対策はそのままニンテンドースイッチの熱対策に使用できます。
パソコンの場合、発熱したCPU等の冷却方法として『空冷』『水冷』の2種類が主流となっていて、ニンテンドースイッチでも熱対策をするなら『空冷』『水冷』のどちらかで行う事になります。
とはいえニンテンドースイッチの構造上、水冷方式での冷却は実質不可能なので『空冷』による冷却方法の一択になると思います。
構造を確認して効率的にニンテンドースイッチを冷やそう!
ニンテンドースイッチの熱問題を解決するには『空冷方式で冷却』が有効だと分かりました。
次は空冷の方法を考える必要があります。どのように冷やせば効率がいいのか考えてみました。
ちなみに、ニンテンドースイッチには空冷による熱対策が最初から施されています。
『外の冷たい空気を取り込む為の吸気口』『中の熱い空気を外に出す排気口』ですね。
写真を見ながら確認してみましょう。これはニンテンドースイッチの写真ですが『本体裏面下部に吸気口』『本体上部に排気口』があります。
構造的に考えるとにニンテンドースイッチ本体の、吸気口に冷たい空気を送ると冷却効果が高くなります。動作環境は5℃~35℃なので5℃より冷たい空気を送るのはやめておきましょう。
温度を下げるための対策は『吸気口』『排気口』だけではありません。
ニンテンドースイッチ本体、それこそ全体を使って外に放熱しています。
そのためニンテンドースイッチ本体に風を送るだけでかなりの効果があります。
②本体に冷たい空気をあてる
1番熱対策が必要なのはTVモード!
ニンテンドースイッチの遊び方は3種類あります。
- ①TVモード
- ②テーブルモード
- ③携帯モード
『②テーブルモード』『③携帯モード』については本体が全体的に外気に触れた状態で遊ぶ事ができます。熱が籠らずに遊べるため比較的排熱効果の高い遊び方になります。
それに比べると『①TVモード』ではドックと呼ばれるケースに、本体を9割近く収納した状態で遊ぶことになります。ドックに収納された状態は、本体が外気と触れる面積が狭くなり『放熱の妨げ』となります。その結果として熱も籠りやすくなってしまいます。
つまり『①TVモード』で遊ぶときは熱対策が必須です。
ドックの構造も確認しよう!
表面の写真です。前面は全てプラスチックで作られています。
裏面、カバーを開くとHDMIやUSBの差込口があります。
裏側のカバーを外した写真。左下に本体の通気口のために開けられた穴があります。一つしかありませんね…。
本体をドックに差した写真がこちら
本体をドックに差すとこうなります。
表側は予想通り、本体の9割がドックに塞がれています。排気口は上部にあるためドックの影響を受けていません。印象としては熱を排出する機能よりも保温する性能の方が高そうに見えます。
裏側を確認するとニンテンドースイッチ本体の吸気口は見えませんが、カバーを開くと通気用の穴が開いています。
本体の吸気口とドックの通気口の位置がぴったりと合うように作られています。…通気口は一つですが。
・吸気口へ送られる空気が暖かくなる
・吸気口が一つしか使えない
・本体が覆われていて熱を外気に逃がしにくい
TVモード時の熱対策(ドック使用時)
ニンテンドースイッチには大きく2つの熱対策が施されています。
1つ目は吸気口と排気口による本体内部の熱排出する事、2つ目は本体の熱を外気へ放熱させる事です。
ドックを使用するTVモードでは、この2つしかない熱対策がどちらも制限されてしまいます。
熱対策が制限されているTVモードで冷却効果を高める
ニンテンドースイッチは『TVモード』『テーブルモード』『携帯モード』の3種類の遊び方がありますが、どのモードで遊ぶにしても熱対策はした方がいいです。
そしてニンテンドースイッチの熱対策で1番有効なのは空冷、つまり風を当てることが1番効果的です。
風が出れば扇風機でも冷風機でも大丈夫です。風で効果的に冷やすため先ほど確認した構造から、どうすればいいのか考えてみましょう。
風の当て方
ニンテンドースイッチ本体に備わっている冷却機構を最大限に利用しましょう。
構造上、本体の裏面下部に吸気口があるので、風は本体の裏側から当てるとより効果的になります。
裏側のカバーは吸気口を隠しているので、カバーを開けた状態で裏側から風を当てる様にします。これにより、本体から出た熱がカバーの内部で溜め込まれるのを防ぐ効果と、ドックの通風孔に直接冷たい風を当てやすくなります。
吸気口に冷たい空気を当てるときに、本体(ドック)にも風は当たります。するとドックを含む本体周りの暖かい空気が冷やされて、間接的に本体の熱を放熱を助けることになります。
ドックごと風を当てるだけでも効果大!
風でニンテンドースイッチを冷やす!オススメ商品!!
風を当てるのは家にある扇風機でも冷風機でもOKですが一応オススメの商品も紹介しておきます。
こちらの商品は『静音で風量も十分』『リチウムイオン電池が付属されていて持ち運びも可能』というハイスペックな商品です。電源は基本的にUSBから給電します。
USBに対応したACアダプタを利用すればコンセントからの給電も可能です。
ニンテンドースイッチの冷却に大活躍しますが、それ以外の用途にも幅広く使える面でコストパフォーマンスが高い商品だと思います。夏の花火大会や運動会に携帯していくと非常に役に立ちます。
他にもこんな感じのオシャレな扇風機があります。
こちらの商品は『見た目がオシャレ』『軽量で持ち運びに便利』『持ち運びのにかさばらない』といった特徴と、必要な機能を厳選して搭載したシンプルな作りが売りとなっています。
もちろん、ニンテンドースイッチの冷却に問題ない風量をもっていますので安心できます。
扇風機を手に入れたら…
扇風機(送風機)を手に入れた後は、ニンテンドースイッチの後ろに扇風機を設置し、風を当てておけば安心してゲームを遊ぶ事ができます。
風を裏側から当てる時にカバーを開いておくと、冷却効果がより一層高くなります。なのでスペースに余裕があれば、なるべくカバーを開けておくことをオススメします。
実際に裏側から風を当てている写真がこちら。家に余っていた卓上扇風機を使用しています。
スプラトゥーン2など、インターネット通信をしながらゲームをする場合、熱による不具合で通信エラーなどが発生しやすくなります。
快適なゲームが出来るように、熱対策を行うことをオススメします!!
まとめ
ニンテンドースイッチでゲームを遊んでいると本体が『かなり高温』になります。
これには『ゲーム処理に高負荷が掛かり高熱を発生』させるという理由があります。
スマートフォンでも、インターネットを見ているだけならそこまで熱くならないけれど『ゲームを始めた途端に熱くなる』といった経験をした人も多いんじゃないでしょうか。
ニンテンドースイッチ過熱による不具合
ニンテンドースイッチが熱くなり過ぎると不具合が発生します。
ニンテンドーの公式では『Switch本体には、高温になったときにそれ以上熱くなり過ぎないよう自動的にスリープする機能が備えられています。』と記載されています。
その他にも使用者から『ニンテンドースイッチ本体が熱で曲がる』『液晶が盛り上がって出っ張る』『ゲーム中に遅延が発生する』『フリーズして動かなくなった』『ゲームが突然終了する』といった報告も上がっています。
・動作に遅延が発生する
・フリーズする
・ゲームが突然終了する
・ソフトの読み込みに失敗する
・本体が曲がる
・液晶が盛り上がる
電子機器に熱は大敵!
ニンテンドースイッチのようなCPUを使う電子機器に熱は大敵です。高熱は不具合を引き起こすし、繰り返せば最悪壊れてしまいます。
ところが『ゲーム機は複雑な処理を高速で重ねて行う』ため『大敵である熱を大量に発生』させてしまいます。
もちろんニンテンドースイッチにも発熱対策は施されていますが『長時間の連続使用』『ドックを使用したテレビモード』で遊ぶことにより『排熱機能の限界を超える』ことがあります。
特にドックは吸気口から冷たい空気を本体に吸い込みにくい構造となっています。
熱による不具合は熱暴走と呼ばれ、繰り返しているとダメージが蓄積されてやがて故障の原因となります。
壊れて公開する前に対策をオススメします。家に卓上の扇風機があれば、ニンテンドースイッチの裏側から、ドックのカバーを開いた状態で風を当てるだけで十分対策になります。