防災グッズ特集-やさい編※重要
目次
災害時の備蓄食品に『やさい』を加えよう
備蓄をしている家庭では備蓄の主役である『米・パン・麺』の準備が完璧!そんな家庭も多いのではないでしょうか。
大変すばらしいと思います!
そこでもう一つ備蓄に必要なものを揃えておきましょう。必要なものはズバリ『やさい』です。
野菜の備蓄が必要な理由
災害時からしばらくして特に不足するのが『野菜』です。正確には野菜から摂取しなければならない栄養が不足します。その結果、多くの被災者が便秘・口内炎・血圧の上昇・不眠・疲れ・食欲不振などの不具合が発生しています。
厚生労働省が推奨する野菜の1日摂取量は350gとされています。
一般家庭が備蓄でそれだけの野菜を確保しておくのは不可能に近いです。
野菜の備蓄が難しい理由
野菜は水分が多く長期保存が難しい(腐りやすい)
野菜は洗って使う必要があり貴重な水を消費する
トマト・ナス・ピーマンなど皮で覆われた種類の野菜は洗うのに少量の水で済むので非常時に便利です。
災害時の配給でも野菜は不足している
災害から一定の落ち着きがでると、救助活動が活発になり食事などの配給も始まります。このとき、配給されるのは主食である『米・パン・麺』が中心となります。
災害時の配給に主食がメインとなるのは当然の流れなのですが、分かっていても野菜不足は解消されません。やはり野菜から得られる栄養は自分で備蓄しておく必要があります。
災害時の配給により主食から得られる栄養は割と確保しやすい傾向にあります。その反面、野菜から得られる栄養は確保しにくい状況になります。
野菜or野菜の代わりになる商品例
備蓄に生野菜を用意しておくのは現実的ではありません。一般家庭でも出来る備えを考えていきましょう。
野菜ジュース
野菜の代わりに野菜ジュースを備蓄してもいいでしょう。ただし、飲み過ぎはよくありません。
野菜ジュースは足りない栄養を補助してくれます。しかし、摂り過ぎは塩分や糖分の過剰摂取に繋がりますので注意が必要です。備蓄前に減塩や無糖などの成分チェックをオススメします。
カゴメが製造している災害時に役立つ野菜ジュースです。保存可能な期間が驚愕の5年!長期保存が可能なので備蓄費用も抑えられる優れものです。
ふるさと青汁は『カルコン』『カリウム』を豊富に含む『明日葉』という原材料を使用しています。注目したいのが『カリウム』で被災時は食事で塩分を多く摂ってしまいがちになるところを『カリウム』が体外へ塩分の排出を助ける働きをしてくれます。
※腎臓が弱い人は注意が必要です。
フリーズドライ加工の野菜
フリーズドライ加工された野菜は使用前に洗う必要がなく、保存に優れており栄養価も生野菜と遜色ありません。非常に優れた商品です。賞味期限が近づいても料理に使いやすく、ローリングストック法で常に新しい状態を保つことができます。
唯一のデメリットとして備蓄にすると少し割高になります。
九州ドライベジ 乾燥野菜 九州産 野菜&わかめ ミックス 100g ×5袋
数あるフリーズドライ野菜の中でも今のところ一番安く、一番ボリュームのある商品です。普通であれば180日間の保存期間では備蓄しておくのが難しいですが、この商品はちょっとした料理に少しずつ使うことが出来るのでローリングストック法で賞味期限を保つことが簡単にできます。
サプリメント
災害時に一番安定して役に立つのはおそらくサプリメントです。サプリメントは含まれる栄養素も表記してあり、必要な栄養素を必要なだけ備蓄するための計画も立てやすくなります。
キユーピー 元気セブン 30日分 マルチビタミン マルチミネラル DHA EPA コエンザイム 配合
マヨネーズでお馴染みのキユーピーが製造しているサプリメントです。実はキユーピーを今までキューピーだと思っていました。
ビタミン ミネラル 補給 ジオナ 【栄養機能食品】非常時・災害時 栄養補給食品 1カ月分(31包) 《賞味期限:製造時より5年》
こちらも素晴らしい商品です。平時には野菜から摂れる栄養も災害時には絶望的に不足してしまいます。サプリメントは軽い安い保存に適している、3拍子揃ったオススメ備蓄食品です。
レトルト食品
レトルト食品の中には野菜のたっぷり入った商品もあります。そういった商品を備蓄食料のメニューに入れておくのも有効です。ただしサプリメントと比べると掛かる費用の面では少々痛い出費になるかもしれません。
■保存可能期間4年
被災時に調理なしでそのまま食べることが出来ます。非常時には野菜が本当に貴重になりますのでレトルトパックでしかも常温でそのまま美味しく食べられる『カゴメ 野菜たっぷり トマトのスープ 160g』はとてもありがたい商品です。
■保存可能期間4年
カゴメ 野菜たっぷり トマトのスープの『かぼちゃ版』です。こちらも保存可能な期間が長く数少ない野菜の栄養素を摂り入れられる商品となります。
まとめ
被災時でも多少落ち着いてくれば配給も始まり比較的満腹感を得られる状況になります。
問題はその後、野菜は決定的に不足します。食べるためには多量の水を必要とします。するとどうしても野菜不足に陥ってしまいます。
身体を動かすために必要なエネルギーは『米・パン・麺』等、主食から摂ります。主食を摂り、満腹感を得ることで食事の問題はクリアされたように感じます。
しかし体調はビタミンやミネラルが無いと正常に保つことができません。エネルギーがあってもそれを必要な栄養素に変換したり必要な場所へ運ぶ手伝いはビタミン・ミネラルの役割です。不足すれば当然体調が悪くなり動けなくなってしまいます。
人は生きていく上で、『炭水化物』『タンパク質』『脂質』『無機質』『ビタミン』の大きく分けて5つの栄養が必要だと言われています。
備蓄する食料を考えるときは栄養素も考えながらメニューを決めていきましょう。