血圧計を選ぶときに注意した3つの事
目次
血圧計の買い替えにあたり
あなたの家庭には血圧計があるでしょうか。私は高血圧になってから血圧計を購入しましたが、いまは買い替えを考えています。
37歳という年齢で今はこのくらい、悪化しないように気を付けないと…。
買い替えを考えた理由
今使用中の血圧計は手首に巻くタイプです。上腕部で測定するタイプに比べて測定結果がやや不安定なようですが、そこは平均を取れば解決する話なので特に問題ではありません。
そんな事でと思われると思いますが、買い替えの理由は電池式だから。ものぐさな私は、電池がある時は朝晩の血圧を測ったり記録を取ったりするのですが、電池が少なくなってくると電池交換が途端に面倒になり血圧計をあまり使わなくなってしまうのです。
■心理的には
- 電池交換をしたくない
- 電池の準備をしたくない
- 電池交換の時にでるゴミが嫌だ
- 電池交換により備蓄している電池が減るのが嫌だ
- 電池交換で減った電池を買いに行くのが嫌だ
- 充電電池は何か嫌だ
(使うと電池が無くなってしまうから使いたくなくなる)
改めて理由を挙げてみるとホントにどうしようもない奴です。ですが血圧測定は意外と好きなんで問題さえ解決すれば継続できます。
それならばと買い替える事にしたわけです。
血圧計の仕組みを知ろう
血圧計を買い替えようと思ったときに、スマートブレスレットという商品が気になりました。手首に巻く電子機器でウェアラブルと呼ばれるジャンルの商品です。※スマートウォッチと呼ばれるものもあります。
スマートブレスレットの中には安価で血圧を1時間単位で記録してくれるというものもあります。
『凄い商品だ!』とは思ったのですが、中華製の製品で信憑性に欠ける。そもそも血圧測定の仕組みが分からないからスマートブレスレットで血圧測定ができるのか判断つかない…。
血圧測定の仕組み
私がそうであるように、あなたも血圧測定といえば腕に『カフ』と呼ばれる布を巻いて空気をカフに送り込んで腕を締め付ける測定方法を思い浮かべるのではないでしょうか。
あれで何がどのようになって血圧が測定されているのかを調べたのでここでシェアしたいと思います。
なぜ締め付けるのか
血圧測定では上の血圧と下の血圧を測定します。血圧はどの程度の圧力で血液が流れているのかを調べています。
■測定方法として
- 測定部(上腕や手首)に巻いたカフと呼ばれる布に空気を送り測定部の血流を止めます。
- 測定部で血流が止まった状態からカフの空気を抜いていき血流が復活する地点が上の血圧として記録されます
- 更にカフの空気を抜いていき測定部の血流がカフの締め付けによる抵抗が無くなり、スムーズに流れ出す地点が下の血圧として記録されます。
■オシロメトリック法
現在の血圧計は『オシロメトリック法』という計測方法を使用しています。詳しく説明すると、
カフで締め付けた箇所を減圧する過程で血管壁に生じる振動(脈波)を用いて血圧を測定。カフを減圧していくと、ある時点で脈波が急激に大きくなります。脈波はその後急速に小さくなり、ある時点までいくと、あまり変化しなくなります。
脈波が急激に大きくなったときのカフの圧力を最高血圧(収縮期血圧)、変化がなくなるときの圧力を最低血圧(拡張期血圧)とします。カフ自体が圧力センサとして脈波の変化を検知します。
血圧計は高血圧ほど締め付ける
血圧測定の仕組みを考えるとカフを巻き付けた部分の血流が止まるまで締め付けます。正常血圧なら止まる締め付けでも高血圧の場合『血流の圧力が強い』ため無理やり流れようとします。
無理やり流れる血の流れを止めるには正常血圧の人よりも強い締め付けが必要になります。私はまだそこまでではないのですが、更に高血圧だとなかなか痛いそうです。
手首に巻く血圧計の注意
血圧測定は手首式よりも上腕式の方が数値が正しいと言われます。この理由についての説明をしていきたいと思います。
ちなみに上腕とはヒジから肩の間の事です。
血圧測定は心臓と同じ高さで行う
正確な血圧測定は心臓と同じ高さで行う必要があります。
手首式と上腕式の血圧計の違いはここで表れています。自分の腕を自然に垂らした状態で『手首と心臓の高さ』『上腕と心臓の高さ』それぞれどうでしょう。
『手首は心臓の高さから大分離れている』のに対して『上腕は心臓の高さとほぼ同じ』位置にある事が確認できると思います。手首式が上腕式よりも安定しないのは心臓からの距離が離れているので心臓の高さに合わせるのも、上腕に比べるとばらつきが発生する為です。
心臓の高さとズレた状態で血圧測定をすると…
『心臓よりも低い位置で血圧測定した場合』『心臓よりも高い位置で血圧測定した場合』でどうなるのか。
測定箇所が心臓よりも、
- 高い場合…血圧の測定結果は高くなる
- 低い場合…血圧の測定結果は低くなる
心臓よりも高い位置だと血液を止まることなく流すために必要な圧力『血圧』が必要になる為に血圧も高くなります。
心臓よりも低い位置だと血液を流すために必要な圧力『血圧』があまり必要では無いため、血圧も低くなります。
上腕部で測定する血圧計がオススメ
色々と調べてみてもやはりオススメなのは上腕部で測定する血圧計ですね。上腕が心臓と同じ高さにあるので、測定数値も安定しやすいというメリットがあります。
今回の買い替えでは自分の血圧測定の妨げになっている心理的な問題を解決するのが目的です。
■心理的には
- 電池交換をしたくない
- 電池の準備をしたくない
- 電池交換の時にでるゴミが嫌だ
- 電池交換により備蓄している電池が減るのが嫌だ
- 電池交換で減った電池を買いに行くのが嫌だ
- 充電電池は何か嫌だ
これらの原因を取り除くのに簡単な方法は、血圧計の電源がコンセントから取れる『AC電源式』の血圧計を選ぶのがベストだと思います。
これに加えてどうせなら測定結果も安定させたいので『上腕部で測定するタイプ』の血圧計を選ぼうと思います。
上腕部で血圧を測定するタイプ
さっそく上腕部で測定するタイプの血圧計を調べていきたいと思います。血圧計のメーカーで信頼度が高いのはどこかを調べてみました。
血圧計、メーカー別シェア
- オムロン:51.89%
- シチズン:18.84%
- パナソニック:15.28%
- タニタ:4.37%
- テルモ:3.19%
血圧計のシェアは1位『オムロン』で約52%、過半数以上のシェアを誇っています。2位が『シチズン』、約19%のシェア。3位『パナソニック』、約15%のシェア。上位三社で市場シェアの8割を超すという結果に!
個人的にはシェア率5位の『テルモ』がもっと上位だと思っていましたし、2位『シチズン』は血圧計の販売をしていたんだな~くらいの認識です。
たぶん私の体温計のメーカーイメージが強いんだろうと思います。そんな私が使用している血圧計は『テルモ ES-T100ZZ』というモデルです。計測機能への不満は全くなくて、むしろ満足しています。
アームイン式のオススメ血圧計
アームイン式の血圧計は『電池交換がいらない』『数値が安定している』そして『腕を通してスタートボタンを押すだけ』と、測定が非常に簡単な製品設計。病院のように家の一部に備え付けておけば血圧測定を生活リズムに取り込むことが簡単になります。
選ぶメーカーはシェア率を加味して上位5社の中から選びたいと思います。
- オムロン:51.89%
- シチズン:18.84%
- パナソニック:15.28%
- タニタ:4.37%
- テルモ:3.19%
オムロン デジタル自動血圧計 HEM-1021
血圧計シェア率№1のオムロン アームイン式の血圧計です。AC電源と乾電池での使用が可能です。機能的にはオーソドックスタイプで使いやすくて人気の商品です。
オムロン デジタル自動血圧計 HEM-1011
血圧計シェア率№1のオムロン アームイン式の血圧計です。もちろんAC電源と乾電池での使用が可能です。機能的にはオーソドックスタイプで使いやすくて人気の商品です。
オムロン デジタル自動血圧計 HEM-1000
血圧計シェア率№1のオムロン アームイン式の血圧計です。もちろんAC電源と乾電池での使用が可能です。機能的にはオーソドックスタイプで使いやすくて人気の商品です。後継機が販売されていますので若干安くなっています。
アームイン式の血圧計は、オムロン一色という感じですね。テルモの商品もありますが『乾電池式』『ACアダプタは別売』との事で今回の目的から逸れてしまいました、残念!
携帯アプリで血圧管理
『AC電源』『上腕測定』をキーワードに血圧計を探していたのですが、ここにきてアプリで血圧管理できたら記録も簡単だと思い始めました。アームイン式の血圧計にはアプリで血圧管理できるものがまだ無いようで…。
カフ付きの上腕で血圧測定するタイプを調べてみました。
オムロン 電子血圧計 上腕式 OMRON connect対応 HEM-7282T
アプリで血圧管理ができるオススメの上腕測定タイプ血圧計です。凄くいいかも…。
オムロン 上腕式血圧計OMRON HEM-7325T
スマートフォンに『OMRON connect』アプリを入れることにより血圧計で測ったデータがアプリによって管理されます。もちろん病院での治療方針の判断材料に使えるデータなのであなたにとって非常に価値のあるものとなります。
私の選んだ血圧計
いろいろ調べた結果、『アームイン式血圧計』と『カフ式血圧計』で相当悩みました。最終的に自分に合う血圧計はこれだ!
ということで、この血圧計を次回のボーナスで買おうと思います。
オムロン 電子血圧計 上腕式 OMRON connect対応 HEM-7282T
『AC電源』『上腕部測定』『アプリ管理』、これだけあれば十分に満足できそうです。アームイン式の血圧計と本当に悩みましたが、手帳に記入していくのは意外と手間なのでアプリで血圧データが管理できるというのは非常にありがたいです。
まとめ
血圧計について調べましたが、自分の条件にあう製品はオムロン製しかないのかと思うくらいメーカー選択ができませんでした。上腕式の血圧計を選ぶ人はおのずとオムロン製品になりそうです。
手首式の血圧計は価格も手ごろで種類も多く、このあたりでメーカー競争はありそうです。