シャッタースピードとは?何に影響するのか説明します!
シャッタースピードの影響について解説していきます!
こんにちはー、田中卸商会 平社員代表の田中です!
今日はシャッタースピードについての記事を書いていこうと思います。色んなところでカメラで撮影するときのテクニックにシャッタースピードという単語が書かれてあるので目にした人も多いと思います。
じゃあシャッタースピードとは何ですか? 知識のある人には何てことない質問だと思いますがわたしのように知識0からカメラに触れる人にとってはチンプンカンプンだと思います。
お役に立てると嬉しいです。(^^♪(笑)
シャッタースピードとは?
シャッタースピードとはシャッターボタンを押してから「カシャ!」っと音がするまでの時間の事をいいます。
一眼レフカメラを使うとオートモードでもシャッターが切れるまでの時間がまちまちだったりするのですが、スマートフォンやコンデジしか使った事が無い場合はもしかするとピンと来ないかもしれません。
まぁカメラによって「シャッターボタンを押してから「カシャ」っと音がするまで」に時間がかかるカメラがあると思って頂ければOKです。
誰でも経験がありそうなことを例を出すと、学校での集合写真のときに撮影するカメラマンの人が「ハイ、チーズ!」と言ってから1~2秒ぐらいの間が開いて「はい、OKです!」と言うのを経験していると思います。その1~2秒の間がシャッタースピードにあたります。
いま思い返せば「あぁ、あれはそういう意味があったんだ」となりますが、当時はあの1~2秒の間が妙に気持ち悪かった記憶があります。あなたはそう感じた事ありませんか?
シャッタースピードが速い、シャッタースピードが遅いの違い
名称にスピードと付いている事から分かるようにシャッタースピードには「速い」「遅い」という違いがあります。
「速い」「遅い」の差は人によって感じ方が違うので一概には決められないというのが正直なところですね。
なので自分が速いと思えばシャッタースピードは速いし、自分が遅いと感じればシャッタースピードは遅いのです!
シャッタースピードが1秒だとしたら?
問題です!シャッタースピードが1秒だとしたらそれは「速い」「遅い」どっちでしょうか?
正解は…
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状況による!
何じゃそりゃって言われてしまいそうですが、そういうことです。
- 例えば…テーブルの上のリンゴを撮影するならシャッタースピードが1秒でも速いと感じるか、もしくは普通だと感じるでしょう。
- 例えば…公園で遊びに夢中になっていて、飛んで跳ねて走り回る子供を撮影するならシャッタースピードが1秒だと遅い、もしくは遅すぎると感じるでしょう。
映す被写体によって同じシャッタースピードでも体感時間は変わるということです。だから状況次第って事ですね。
シャッタースピードと関係が深いあれこれ
手ブレという言葉は聞いたことがある人も多いと思います。では手ブレの原因は何かと言われると答えられない人も出てくると思います。
手ブレの原因
手ブレの原因となるものを無理やり5つ挙げてみました。
- ①手で持って撮影する
- ②シャッタースピードが長い(遅い)
- ③高倍率で遠方撮影する
- ③地面が揺れる
- ④衝撃波
①手で持って撮影する
当たり前ですが手で持って撮影すると手ブレを起こしやすいです。直線を引くとします。
手で直線を引くのが手持ち撮影、物差しを使って直線を引くのが三脚を使った撮影。認識はこんな感じでOKです。
手で直線を引けば頑張っても少し歪んでしまいます。物差しを使って直線を引けばキレイな直線を引きやすいです。
②シャッタースピードが長い(遅い)
シャッタースピードが長いと手ブレを起こしやすいです。手で直線を引くとします。
0.5秒間かけて引いた直線と3秒間かけて引いた直線があります。この場合同じスピードで線を引いているなら、より歪んで見えるのは3秒間かけて引いた直線の方になります。
正確には0.5秒間かけて引いた直線の方が短いので歪みが目立ちにくい、撮影時に当てはめるとシャッタースピードが短い(速い)方が手ブレを起こしにくいと考えることが出来ます。
ただし、物差しを使った場合は0.5秒も3秒も直線の歪みは起こりにくいです。つまりシャッタースピードが遅くても三脚を使えば手ブレは起こりにくいと言えます。
③高倍率で遠方撮影する
遠くの被写体を望遠レンズなどで撮影すると少しの動きで大きなズレが発生します。つまり手ブレが起こりやすいです。
良い例えはありません。つまりそういうものなのです(´・ω・`)
④地面が揺れる
地震の時に撮影すると写真はブレます。そういうものです。
他にも、海が荒れているときに船に乗って隣の船を撮影しようとしても写真はブレます。
⑤衝撃波
これは大きな音や風などが原因でカメラが揺れるとブレが発生するという事です。
手ブレの原因に関してはこんなものがあると覚えればALL OKです(。-`ω-)!
手ブレ対策
手ブレ対策は①と②を中心に対策すればほぼ解決します。
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①手で持って撮影する
これについては三脚、若しくは一脚を使う事で解決できます。どちらも使えない場合はとにかく腕とカメラを体に密着させて少しでもカメラが動かないように工夫する必要があります。
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②シャッタースピードが長い(遅い)
シャッタースピードが長い場合、手ブレを起こしやすくなります。ということはシャッタースピードが速ければ手ブレを起こしにくくなるというわけです。
シャッタースピードが変わる要因
シャッタースピードが速くなったり遅くなったりするのは何故なのか?こんな疑問をもつ人もいると思います。シャッタースピードが変化するのは変化させる必要があるからなんです。
シャッタースピードは光を集める時間です。
明るい場所なら光は集めやすくシャッタースピードも速くなります。逆に暗い場所だと光を集めるのが難しくシャッタースピードも遅くなります。
シャッタースピードが遅いとき、何が行われているかというと明るい写真にするために長めに光を焼き付けているのです。
つまりシャッタースピードが変わる要因は撮影場所が明るいのか暗いのか、外部的な環境が大きく影響しています。
明るければシャッタースピードは速くなり、暗ければシャッタースピードは遅くなります。
シャッタースピードを速くする方法
先ほどシャッタースピードが変わる要因は撮影場所が明るいか暗いかによって変化すると説明しました。では暗いときにシャッタースピードを速くするためにはどうすれば良いのかを考えてみましょう。
- ①F値の小さい明るいレンズを使う
- ②ISO感度を上げる
- ③照明機器を使用する
暗い場所でシャッタースピードを上げるための王道の方法を挙げてみました。
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①F値の小さい明るいレンズを使う
光がレンズを通して入ってくるときに一定の光はどうしても失われてしまいます。分かりやすく例えると、レンズに当たるときは100%だった光がレンズを通してイメージセンサー(フィルム)に届くときには70%になっています。※数値はイメージとして捉えて下さい。
この例の場合だと30%の光が失われる。つまり30%光をロスしているわけです。
そして光をロスする割合はレンズによってまちまちです。レンズを通した時にどのくらいの光がロスするのかを数値で表したものがF値です。
F値が小さいほど光のロスが少なくなります。逆にF値が大きいほど光のロスも大きくなります。
シャッタースピードは明るいほど速くできるので、F値が小さいレンズの方がF値が大きいレンズよりシャッタースピードを速くすることが出来ます。
そして高いレンズほどこのF値が小さくなる傾向があります。
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②ISO感度を上げる
日々の進歩によりカメラはかなり高性能になっています。シャッタースピードを速くできる機能にISO感度というものがあります。ISO感度の設定を行うと受けた光をカメラが予測して増幅する事ができます。
例えば50の光を受けたとして、ISO感度の設定を上げておくことで50の光を100や150に増幅することができます。
暗視スコープを想像すると分かりやすいかもしれません。暗視スコープも少量の光を増幅することで暗い場所でも明るく見ることが出来ます。
ISO感度を上げて撮影するとシャッタースピードを速くしても明るい写真を撮ることができます。
ただし、ISO感度を高く設定し過ぎるとキメの粗い写真になります。そして高いカメラボディーほどこのISO感度を上げても写真が粗くならない傾向があります。
- ③照明機器を使用する
ストロボを使った撮影やスタジオで照明をふんだんに使い十分な光量を確保する方法です。とはいえスタジオを利用するのは一般的ではないのでストロボを使った撮影がメインになると思います。
そしてこのストロボはカメラのボディーに内蔵されているストロボではだめです。外付けのストロボを使用しましょう。外付けのストロボを天井や壁に反射させて被写体に当てると想像以上の効果を得ることができます。
太陽の光に匹敵する場合もあるほどです。
そうなれば当然シャッタースピードを速くすることができますね!
以上3つシャッタースピードを速くする方法を挙げてみました。
- ①F値の小さい明るいレンズを使う
- ②ISO感度を上げる
- ③照明機器を使用する
別々にご紹介しましたがこの3つを同時に行うと…? 更にシャッタースピードを速くする事ができるのが容易に想像できますね。
まとめ
もっとダラダラと記事を書いていく予定でしたが書いてるうちに満足したのでこのくらいにしておこうと思います。
シャッタースピードについて記事を読む前よりも深く理解できたなら嬉しいです(^^♪
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